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過労死等防止啓発月間について

過労死等防止啓発月間について

皆さま、こんにちは!
社会保険労務士法人Voiceです。

ここ最近、労働時間に関する記事を多く見かける状況ですが、11月は「過労死等防止啓発月間」となっています。

ちなみに、「過労死等」とは、業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする死亡やこれらの疾患のことをいい、海外でも「KAROSHI」という日本語が辞書に掲載されるなど、日本における重要な社会問題として認識されています。

過労死等防止対策については、過労死等防止対策推進法等に基づき取組が行われており、労働時間等の現状は、近年、緩やかに減少傾向にあります。ただ、週労働時間40時間以上の雇用者のうち、週労働時間60時間以上の雇用者の割合は依然として8%を占めています。加えて、過労死等の労災支給決定件数は近年増加傾向にあり、とりわけ増加している精神障害に関する事案の約2割においては、時間外・休日労働時間数が1ヵ月あたり80時間を超えている状況が認められており、引き続き、長時間労働の削減等の過重労働解消に向けた機運の醸成を行う必要があるとされています。

このため、厚生労働省では、過労死等防止対策推進法が平成26(2014)年11月1日に施行されたことから11月を「過労死等防止啓発月間」として、長時間労働の削減等の過重労働解消に向けた取組を推進するため、様々な取組を集中的に実施することとしています。

この取組の詳細については、下記サイトを参考にしてください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64204.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/roudoukijun/campaign_00004.html

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