こんにちは!
社労士法人Voiceです。
1月は「成人式」の季節です!
晴れ着姿の新成人を見て、「もう大人だな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
一方で、企業や店舗の現場では高校生アルバイトの労働時間に関する相談やトラブルが増えやすい時期でもあります。
「もうすぐ18歳だから大丈夫だと思っていた…」「本人が“働けます”と言ったから任せていた…」こうした認識のズレが、思わぬ労務トラブルにつながることがあります。 今回は、高校生アルバイトの労働時間の基本ルールと、よくある注意点を解説します。
● 高校生は「年少者」、大人と同じ扱いはできません!!
労働基準法では、18歳未満の高校生は原則として「年少者」に該当します。
そのため、大人よりも厳しい労働時間規制が設けられています。
[基本ルール]
• 1日8時間まで
• 週40時間まで
• 原則、深夜労働(22時~翌5時)は禁止
「短時間のアルバイトだから」「繁忙期だけだから」といった理由でも、このルールは例外なく適用されます。
● よくある労働時間トラブル事例
① テスト期間明けにシフトを増やしすぎた
本人が「たくさん入れます」と言ったため、気づいたら週40時間を超えていた…
➡ 本人の希望があっても違法です。労働時間の管理責任は、あくまで事業主側にあります。
② 閉店作業で22時を少し過ぎてしまった
「あと10分だけ」「片付けが終わるまで」
➡ たとえ数分でも深夜労働に該当します。「毎回ではない」「本人も了承している」は通用しません。
③ 18歳になる直前だからと深夜シフトに入れた
「来月成人式だから、もう大丈夫だと思っていた」
➡ 誕生日を迎えるまでは年少者扱いです。成人式=18歳とは限らない点にも注意が必要です。
● 事業主が押さえておきたいチェックポイント
✔ 高校生かどうかを年齢で正確に把握している
✔ シフト作成時に「週40時間超」になっていない
✔ 22時以降の勤務が発生していない
✔ テスト期間・長期休暇でシフトが増えすぎていない
✔ 「本人が希望しているから大丈夫」と思い込んでいない
● 成人式は「大人になる節目」、でもルールが変わるのは「年齢」です!
成人式は人生の大きな節目です。
しかし、労働時間のルールが変わるのは「法律上の年齢」です。
現場の忙しさの中で見落とされがちな高校生アルバイトの管理こそ、企業のコンプライアンス姿勢が問われるポイントでもあります。
「知らなかった」では済まされない労働時間規制。
この成人式のタイミングで、ぜひ一度、高校生アルバイトのシフトと労働時間管理を見直してみましょう。